美容師と看護師の共通点

美容師と看護師は職業の最後に「師」という文字はつくものの、見た感じはまったく共通点の無い仕事です。
しかし、この2つの職業には、意外な共通点が存在しています。

美容師は来店したお客様の髪の毛をカットしたり、パーマやカラーリングをしたりするのがメインの仕事です。
一方、看護師は患者の病気や怪我が早く治るように手助けをするのがメインの仕事です。
メインの仕事から考えるとまったく異なる職業ですが、実は「人を喜ばせる」という点は共通しています。
美容院に行って美容師と話をしながら自分の好みの髪型にしてもらだけでも気持ちが変りますが、愚痴や日常会話をすることで気持が軽くなることもあります。
また、具合が悪くて病院を受診した際、看護師と話をしているうちに調子が少しよくなったという経験をした人もいます。
このように、どちらの仕事も、接客して相手の気持をよくするという点は共通しています。
その証拠に、美容師になった人の中には、美容師になるか、看護師になるか迷ったという人もいます。
また、美容師として何年か勤めた後、より相手を喜ばせてあげたくて、実際に看護師へキャリアチェンジした人もいます。
なお、美容師も看護師も洗髪をする仕事がありますが、美容師は首のうえからの施術しか認められていないのに対し、看護師は洗髪のみならず、体の清拭や入浴介助なども行うことができます。
こういった業務の制限の歯がゆさから、美容師から看護師へキャリアチェンジしたいと考える人は多いです。